前回「ヴォイシングとは?」という
解説をしましたが今回は
「初めのうちはこれ押さえられたらとりあえず大丈夫」
という超基礎的なヴォイシングをご紹介致します。
よく目にする
・「6弦ルートの〇〇」
・「5弦ルートの〇〇」
というヴォイシングですね。
しかし、押さえ方だけ知っていても
どんな意味があるのかをまず知っておいた方が絶対に良いです。
きちんと意味を理解していれば
「忘れる」ということはあり得ません。
コードトーンの図と一緒に見ていきましょう。
〜Major 7th Chord〜
「CΔ7」
〜7th Chord〜
「G7」
・6弦ルートのポイント
指4本使って押さえるのではなくて
「Rを中指」
「♭7、3、5を人差し指でセーハ」
して押さえます。
これがはじめは中々慣れないのですが
セーハする事で指が1本余るので
テンションを加えたり出来て未来があります。
・5弦ルートのポイント
色んなパターンで弾いてますが
コードトーンを押さえていればどう押さえても良いです。
一番最後の押さえ方はロック・ポップス等でよく見られますが
ジャズでは5度を省いた押さえ方が好まれます。
「5度が入ると若干煌びやか?に聴こえるから」
「音数少ない方がジャズでは好まれる」
「なんかサウンド的にジャズっぽいから」
とかですかね?
よく分かりません笑
確かに僕もサウンド的に
あまり弾かないので最後に弾いてます。
僕が良く弾いていたのは
「R、3、♭7」
だけのヴォイシングです。
〜Minor 7th Chord〜
「Dm7」
・6弦ルートのポイント
これまた指4本使うのではなくて
「Rを中指」
「♭7、3rd、5thを人差し指でセーハ」
して押さえます。
今度は指が2本余るので7thと同様に
テンションを付け加えたり出来るので未来があります。
・5弦ルートのポイント
7thと同様に色んなパターンで弾いてます。
これもコードトーンを押さえていればどう押さえても良いです。
僕が良く弾いていたのは
「R、♭3、♭7」
「R、♭7、♭3(オクターブ上)」
だけのヴォイシングです。
・何故6弦ルートでは1パターンなの?
低音域に音が密集した場合、こもったサウンドになるからです。
それが狙ったサウンドなら良いのですが
例えば、ベースもピアノもいて
そのようなヴォイシングをしていると
全体的にかなりこもります。
前回軽く触れたのですが、ギターのヴォイシングは
音の密集を避けたり、弾きやすくするために
どこか1音をオクターブあげることが多いです。
(オープンヴォイシング)
クローズドヴォイシング
オープンヴォイシング
については今後詳しく解説します。
〜Minor 7th Flat 5th Chord〜
「Bm7(♭5)」
・6弦ルートのポイント
これは指4本使って押さえます。
Rを握り込んで親指で押さえる方もいます。
僕は手があまり大きくないですし
握り込むと親指が若干痛いので
指4本使って押さえてます。
・5弦ルートのポイント
これも指4本使って押さえてます。
セーハすれば指1本余るので、それでも良いと思います。
お好みで。
〜Diminished Chord〜
「Bdim」
・6弦ルートのポイント
これもセーハ戦法です。
「Rを中指」
「♭♭7、♭3、♭5を人差し指でセーハ」
して押さえます。
ちなみにRを半音下げると、、?
7thの6弦ルートと同じになりますね。
これを利用して
7thから中指だけ半音上げて
「7th⇨半音上のDim⇨さらに半音上のm7」
という少しドラマティックな進行を
簡単に弾くことが出来ます。
・5弦ルートのポイント
これは指4本パターンですね。
ちなみに
♭3と♭5を半音上げると「6th」になります。
この6thのヴォイシングはとても好きでよく使います。
〜おわりに〜
今回は以上になります。
慣れてきたらスタンダードや
なんかしらの進行で試してみて下さい。
単体で弾くよりも
コードチェンジ練習が大切です。
そして、たくさん弾くことが上達のカギです。
僕自身ヴォイシング練習が大好きなので
今後もヴォイシング解説をたくさん投稿したいと考えてます。
最後に
「CΔ7-Am7-Dm7-G7」
という進行で弾いている動画をのせておきます。
よくある循環コード
「ⅠΔ7-Ⅵm7-Ⅱm7-Ⅴ7」
イチロクニーゴーってやつです。
ありがとうございました。
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