今回はコードの構成音についてお話します
〜構成音とは〜
構成音とは
和音(コード)の基になっている音
のことです。
和音はいくつかの音で構成されています。
例:C=C、E、G
E=E、A♭、B
Fm=F、A♭、C
などなど。。
そして和音には大きく分けて
・3和音(トライアド)
=3つの音から成る和音
・4和音
=4つの音から成る和音
があります。
2音でも和音(コード)です。
ロックなどで
パワーコード=1度と5度
がありますよね。
ジャズでは4和音がよく出てきます。
ではもう少し詳しくみていきましょう。
〜コード表記と構成音〜

なんかいますが気にせずいきましょう。
まずこのコードですが
EΔ7(♯11)
=Eメジャーセブンスシャープイレブンス
と読みます。
初めからパンチあるコードがきましたが
色々書いてあるので説明しやすいです。
まず、どのコードにも言えますが
・◯=根音(ルート音)
・△=3rd
・□=7th、6th(9th表記の場合もあり)
・☆=テンション
という表記をします。
※ 7thは表記なしなら弾きません。
※ 5度はフラットしたりしてテンションになっていない限り表記しません。
それぞれの意味・役割は
・◯→コードの基礎音
転回などしない限り、ベース音に位置する
・△→メジャー or マイナー
明るい or 暗い
m=マイナー3度
表記なし=メジャー3度
・□→メジャー or マイナー
明るい or 暗い
7=マイナー7th
Δ7=メジャー7th
※ ♭6(♭13)はテンション表記になります。
※ 9やadd9、sus4もこの場所に表記します。
・☆→テンション
テンション=和音を構成する基礎の音以外の音
例:9、11、♭13など
ナチュラルテンション=♭&♯がつかないテンション
例:9、11、13
オルタードテンション=♭や♯がつくテンション
例:♭9、♯11、♭13など
※理論を学び始めた頃、悩んだ事があるだろう
♯9とm3、♯11と♭5などの違いは今後説明します。
では、具体的に見ていきましょう。
〜具体例〜
※ R=ルート
3=メジャー3rd
♭3=マイナー3rd
7=メジャー7th
♭7=マイナー7th
・EX.1「 C 」
△:表記なしなのでメジャー3rd
□:表記なしなので弾きません。
☆:表記なしなので弾きません。
よって
構成音:R、3、5
・Ex.2「 Dm 」
△:m=マイナー3rd
□:表記なし
☆:表記なし
よって
構成音:R、♭3、5
・Ex.3「Em7」
△:m=マイナー3rd
□:7=マイナー7th
☆:表記なし
よって
構成音:R、♭3、5、♭7
・Ex.4「E♭m9」
△:m=マイナー3rd
□:9=9th
☆:表記なし
ここで注意。
7thの表記がありませんが
この場合は7thも構成音に入ってます。
「◯m7(9)」とは表記せず
7thの表記を省略して
「◯m9」と表記する事が多いです。
よって
構成音:R、♭3、5、♭7、9
・Ex.5「F9」
△:表記なし=メジャー3rd
□:9=9th
☆:表記なし
Ex.4同様、7thが隠れてます。
よって
構成音:R、3、5、♭7、9
・Ex.6「B♭mΔ7」
△:m=マイナー3rd
□:Δ7=メジャー7th
☆:表記なし
よって
構成音:R、♭3、5、7
・Ex.7「EΔ7(♯11)」
△:表記なし=メジャー3rd
□:Δ7=メジャー7th
☆:♯11th
よって
構成音:R、3、5、7、♯11
大体こんなもんでしょうか。
まだまだ沢山ありますが、また少し先でお話します。
今回は「R、♭3、7」などの表記のみにしましたが
その音が何の音なのか理解した方が絶対に良いです。
例:「EΔ7(♯11)」
構成音=「R=E、3=A♭、5=B、7=E♭、♯11=B♭」
以上、構成音の解説でした。
次回は実際に構成音(コードトーン)を見てみましょう。
ありがとうございました。
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