今回から理論の説明や実演をしていきます。
前回ジャズギターを始めるにあたって大切なお話をしました。
まだ読んでいない方は是非読んで頂きたいです。
精神論なので、早く解説を知りたい方は今回からお読み下さい。
今回は超基礎音楽理論です。
超基礎的な理論が分かってないと、この先つまずきます。
もう十分学び終えている方は「超基礎理論編」は飛ばして下さい。
〜音程とは〜
音程とは2音間の距離です。
・半音
・全音
この2つがよく出てくる基礎的な音程です。
半音2つで全音になります。
ギターで言えば
・1フレット間=半音
・2フレット間=全音
※ここで注意
音には
C、D、E、F、G、A、B
と基礎となる音があって
EとF、BとCの音程は半音で
その他は全音です。
〜予備知識〜
♩派生音(はせいおん)♩
♭(フラット)
♯(シャープ)
などがついた音の事です。
♭がついた音=嬰(えい)音
♯がついた音=変(へん)音
♭、♯など単体では「臨時記号」と言います。
役割は
・♭=半音下がる
・♯=半音上がる
となります。
他にも
・ダブルフラット
・ダブルシャープ
・ナチュラル
などがあります。
臨時記号の効果は1小節間です。
ちなみに臨時記号のない音は
「幹音(かんおん)」と言います。
予備知識でした。
詳しくは「楽譜の読み方編」で解説します。
〜長短、完全、増減〜
音程には様々な表現があり
「度数」で表現します。
・長短系(2度、3度、6度、7度)
メジャー、マイナー
・完全系(1度、4度、5度、8度)
パーフェクト
・増減系(1〜8度)
オーギュメントなど
※増減系は言い換えられる事が多いので、出現頻度は比較的少なめ。
4度はよく表現されている気がします。
度数は今後必ず必要な知識なので理解を深めましょう。
それでは「長短系」「完全系」「増減系」について詳しく見ていきましょう。
〜長短系〜

・CとD 長2度
・FとG♭ 短2度

・FとA 長3度
・BとD 短3度
半音を含まないのが長3度
半音を1つ含むのが短3度

・EとC♯ 長6度
・GとE♭ 短6度
半音を1つ含むのが長6度
半音を2つ含むのが短6度

・CとB 長7度
・EとD 短7度
半音を1つ含むのが長7度
半音を2つ含むのが短7度
〜完全系〜

・CとC 完全1度
同じ音という事です。
・FとB♭ 完全4度
半音を必ず1つ含む

・DとA 完全5度
半音を必ず1つ含む
・GとG 完全8度
1オクターブですね。
〜増減系〜

・GとC♯ 増4度(減5度)
全音3つ分
・EとA♭ 減4度
長3度と同じ音程ですね。
ちなみに増4度は
・♭5(フラットファイブ)
・トライトーン(3全音)
と言ったりもします。
ジャズではよくでてきます。
※厳密には減5度が♭5です。
以上長短系、完全系、増減系の説明でした。
次回は「構成音」についてお話します。
少しずつジャズの理論解説に近付けていければと思います。
ありがとうございました。
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