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ジャズギターを始めよう! 超基礎理論Vol.1

執筆者の写真: 光司 戒能光司 戒能

今回から理論の説明や実演をしていきます。


前回ジャズギターを始めるにあたって大切なお話をしました。

まだ読んでいない方は是非読んで頂きたいです。

精神論なので、早く解説を知りたい方は今回からお読み下さい。


今回は超基礎音楽理論です。

超基礎的な理論が分かってないと、この先つまずきます。


もう十分学び終えている方は「超基礎理論編」は飛ばして下さい。



〜音程とは〜

音程とは2音間の距離です。


・半音

・全音

この2つがよく出てくる基礎的な音程です。

半音2つで全音になります。


ギターで言えば


・1フレット間=半音

・2フレット間=全音


※ここで注意


音には


C、D、E、F、G、A、B


と基礎となる音があって


EとF、BとCの音程は半音

その他は全音です。



〜予備知識〜

♩派生音(はせいおん)♩


♭(フラット)

♯(シャープ)

などがついた音の事です。


♭がついた音=嬰(えい)音

♯がついた音=変(へん)音


♭、♯など単体では「臨時記号」と言います。

役割は


・♭=半音下がる

・♯=半音上がる


となります。


他にも

・ダブルフラット

・ダブルシャープ

・ナチュラル

などがあります。


臨時記号の効果は1小節間です。


ちなみに臨時記号のない音は

「幹音(かんおん)」と言います。


予備知識でした。

詳しくは「楽譜の読み方編」で解説します。



〜長短、完全、増減〜

音程には様々な表現があり

「度数」で表現します。


・長短系(2度、3度、6度、7度)

 メジャー、マイナー

・完全系(1度、4度、5度、8度)

 パーフェクト

・増減系(1〜8度)

 オーギュメントなど

※増減系は言い換えられる事が多いので、出現頻度は比較的少なめ。

4度はよく表現されている気がします。


度数は今後必ず必要な知識なので理解を深めましょう。


それでは「長短系」「完全系」「増減系」について詳しく見ていきましょう。



〜長短系〜


・CとD 長2度

・FとG♭ 短2度

・FとA 長3度

・BとD 短3度


半音を含まないのが長3度

半音を1つ含むのが短3度

・EとC♯ 長6度

・GとE♭ 短6度


半音を1つ含むのが長6度

半音を2つ含むのが短6度

・CとB 長7度

・EとD 短7度


半音を1つ含むのが長7度

半音を2つ含むのが短7度


〜完全系〜


・CとC 完全1度

同じ音という事です。

・FとB♭ 完全4度

半音を必ず1つ含む

・DとA 完全5度

半音を必ず1つ含む

・GとG 完全8度

1オクターブですね。


〜増減系〜


・GとC♯ 増4度(減5度)

全音3つ分

・EとA♭ 減4度

長3度と同じ音程ですね。


ちなみに増4度は

・♭5(フラットファイブ)

・トライトーン(3全音)

と言ったりもします。

ジャズではよくでてきます。

※厳密には減5度が♭5です。



以上長短系、完全系、増減系の説明でした。

次回は「構成音」についてお話します。


少しずつジャズの理論解説に近付けていければと思います。

ありがとうございました。



メンバーシップ・レッスン募集中です。


興味あれば、是非よろしくお願い致します。

ありがとうございました。


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